躾(しつけ)の難しさ
少し前まで「近頃の子供は躾が行き届いていない」という嘆きの声をよく耳にしたものでした。
つい最近は「いまの子供は躾が丸でなっていない」という評価に置き換わっています。
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言われるとおり公共の場で、思わず眉をひそめるほどにマナーの悪い子供が目に付きます。
その子供の母親は、それを充分認識しているのです。躾というものは家庭で身につくものです。
母親にとってわが子のマナーが悪ければ、自分の子育てを責めることになります。それがストレスとなって残ります。
わが子の言動が好ましくないときは、それを改めさせたいのです。しかしどうすればいいのかよく分からないのです。
苛立ちの余り、、、
子供を導く代わりに怒りをぶつけてしまいます。
子育てに於いて「躾」は何よりも大切です。この躾という字ですが、これは漢字ではありません。身と美を合成してできた和字なのです。
日々の暮らしの中で、美を身につけていくことを願って作られた字でしょう。社会生活の第一歩を踏み出す子供を育てるのは、母親一人の責任ではありません。
母親の存在は、子供にとって何よりも重いことは当然です。しかし躾と言い、マナーと呼んでいるもの、それを大切に思う地域社会があってこそ育まれるものです。
言うまでもありませんが、子供とは成長の途次にあって未熟な存在です。自分の感情の赴くままに行動を起こします。その制御もまだ身についていません。
言って聞かせようとしても、聞くものではありません。母親はつい感情が高ぶって、怒りを爆発させてしまいます。怒鳴ったり叩いたりします。
その体罰が深い愛情から送り出されたものであれば、それは子供に必ず伝わります。体罰の無い子育てもあり得ません。
母親から受ける体罰が、愛情以外から出るものであれば子供は怯えてしまいます。子供の怯えが母親のストレスとなります。
躾にとって大切なものは、怒ることではありませんね。強いて必要と言えば叱ることでしょう。
子育ては親育てと言います。気持ちを鎮めて、子供に手本を示してください。
子供がそれを真似たときには、ほめ言葉を贈り物にして日々を送っていただきたいと思います。
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