エレベーターで起きる子供への犯罪
20世紀最後の十数年、バブル経済が引き起こした都心部の地価高騰を克服するために、知恵が絞られたのです。
それは減少を続けていた都市部の夜間人口の回復となったのです。
同時にそれは減少が続いていた住民税収入の回復も見込まれたのですから、当然その自治体は歓迎します。
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こうして生み出されたのが高層マンションです。自然災害にも人的犯罪にも耐えうるように工夫が凝らされています。
その結果、都心部の通勤や通学先からの帰宅は水平移動が減って垂直の移動距離が増えました。
これらの高層マンションはオートロックシステムも進み、エレベーターは高速度で上下します。
売り出し時のキャッチフレーズは「快適・安全」です。それは住民の油断を招いていたのです。
高速度で上下するエレベーターですが、高層に加えて乗降待ちの時間を含めると、乗っている時間は長くなります。
安全性も思っているほどではありません。不審者は
極く簡単に侵入しているのです。
これまでに高層住宅にあるエレベーターでの、子供に対する犯罪は多数の報告があります。
エレベーターは密室状態ですから、不審者と二人きりになることがあります。
子ども一人が乗ったエレベーターのドアが、閉まる直前に乗り込んで子供の口を塞ぎ、抱きついてわいせつ行為。
このような手口が数多く報告されています。
子供だけでエレベーターを利用するのは、防犯対策上避けることが好ましいでしょう。
子供の体力が許すなら、六階までなら階段利用が防犯対策となるでしょう。階段が人気少なく薄暗いのであればダメです。
やむを得ず子供だけでの利用であれば、充分に周囲の安全を確認の後に乗り込ませることです。
知らない人と二人きりのケースを避けること。二人きりになったときはすぐ降りること。
そのような事態に巡り会ったときは、各階停止の指示ボタンがあるところに立って、壁を背にする習慣を是非に!
マンションは住民全員の管理組合によって運営がなされるものです。
エレベーターには防犯カメラの設置を提案することなどを含め、管理体制の見直しを行うこと。
防犯対策は、設備や体制だけでは十分とはまいりません。住民の総意によって強化されるものです。
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